働く船員・社員の声

新卒
機関部
三等機関士
2023.05.01 更新
停泊期間はゆっくり計画をたてながらしっかり整備ができることが、スキルアップ面でも気持ちの問題でもとても大きいです。

元々理科系が好きだったので調査船に興味を持った

— 新卒応募の際に、共栄マリンに興味を持ったきっかけを教えてください。

元々集団企業説明会があって、その時に求人票を見て、調査船っていうのが面白そうだと思いました。
昔から理科系のことが好きだったので。そっちのほうが楽しくできるんじゃないかなと。
定期船よりもいろんな所に行けるという点も魅力ですが、後付けですね。
元々高校時代は車やバイクが好きで工学部を志しました。そして水産大学校に入学して、船員も面白そうだなっていう感じでそのままエンジニアになりました。

— 実際入社してみていかがですか。

それまで学生時代の実習船しか知らなかったですが、実習船に似ているという部分が大きく、ギャップはなかったです。

入社後2ヶ月半のOJT、次席三等機関士からスタート

— 入社してOJTではどんなことをやりましたか。

基本的には三等機関士について仕事をしていくんですけど、1ヶ月ぐらいしたらほぼサードエンジャーと同じようなことをしていました。
初めてで船のルールに慣れるためにも、次席三等機関士からスタートしたのは大きいと思います。2ヶ月半は次席三等機関士で乗船しました。

— 学生時代と違う点はなんですか?

責任感がやっぱり違いますね。
社会人になって自分が整備したものは自分で責任を持たないといけないですし、ワッチ中も自分がメインでやっていかないといけないんで。
整備し終わって試運転する時は、やっぱりちょっとドキドキするというか、大丈夫かなと思います。
機関長や一等機関士が整備を見てくださってるときもあるんですけど、やっぱり自分の担当機器で冷凍機であったり、空調機には責任感を感じますかね。
機関長から、「自分の担当機器は子供だと思いなさい」「可愛がって、もっとよく注意して物を見てください」っていうのは言われましたね。

大きな整備作業がある時はこれぞ機関士の仕事

— やりがい・いい仕事をしたなと思う時はありますか。

大きな整備作業がある時はこれぞ機関士だなっていうのは思いますね。
停泊中に機関長・一等機関士が段取りをして、みんなで整備をするんですが、やっぱりこれが機関士の仕事と思いますね。
ワッチよりも、どちらかというと整備の方が好きで楽しいです。
自分の担当機器だったら空調機のチューブ突きであったり。冷凍機のチューブ突きだったりします。
この前は発電機の燃料弁の交換や、主機の燃料弁の交換を行いました。

面白いと感じたのはサルベージ、直接人の役に立ってると感じた。ワッチ終わりに呼び出しがあったのは少ししんどかったです(苦笑)

— 面白い・印象に残った仕事はありましたか。

海上漂流物を初めてサルベージした時です。
元々調査に携わりたいと希望して入社したのですが、サルベージを通してこういうのが直接人の役に立つんだな、と感じたのが印象に残っています。
海上でとても大きな漂流物を直接目にして、これはそのままにしていたら危険だなと感じました。

— 逆に大変だった・つらかった仕事はありましたか。

それもその時です。サルベージは甲板部も機関部も関係なく全員で作業するんですけど、ワッチが終わってちょっとゆっくりしている時に急に呼び出しがかかって…。
それが何回かあったときはちょっとしんどかったです(苦笑)。

船内の雰囲気は良好、同期からは刺激を受けています。食事もおいしいです。

— 船内の雰囲気はどうですか。

良好だと思います。本船は皆さん仲いいですし、思ったことも別に言えますしね。
甲板部も機関部も仲がいいです。
周りの人の年齢は、乗船タイミングによりますね。
若い人が多いなという時も、平均年齢高いなと思う時もあります。
僕は別にどっちでも。うまくやっていける方だと思っていますし、楽しくやらせてもらっています。

— 同僚・先輩はどんな人が多いですか?刺激を受けている人はいますか?

一緒に入ったデッキの同期からは刺激を受けています。僕も負けてられないな、と思いますね。
同じ年ぐらいの人とは話題が合いますし、分からないこと・困った事を質問しても皆さん答えてくれます。なんで分からないんだ、という反応をする人はいないですね。

— 船内の食事はどうですか。

食事は美味しいです。
かつ丼がとてもおいしくて、司厨長に「下りるまでもう1回作ってください」とお願いしました(笑)。後でちゃんと出てきました。

求める人物像は、自然体で誰でも仲良くできる人。上級筆記は学生時代に取っておいた方がいいですね。

— 新卒船員に対して、求める人物像はありますか?

あんまり緊張しすぎないで。自分を出して良いと思います。取り繕ったり緊張しすぎるとストレスがたまるので。正直に、自然体に行動する感じのほうがいいと思いますね。
あと、誰とでも仲良くできる人がいいと思いますね。
他の会社に比べて甲板部とのコミュニケーションも多いので、誰とでも仲良くして喋れる人の方がいいですね。

— 入社するまでにしておく勉強や資格取得はありますか?

海技士の勉強はやっておいたほうが良いと思います。
僕も学生時代は上級の筆記が取れていなかったので、今ちょっと勉強しています。
学生時代の方が勉強しやすく、周りも勉強しているので、学生時代に取っておけばよかったなと思います。次のタイミングでは海技試験を受験するつもりでいます。

— 頑張って報奨金をゲットしてくださいね。

良い点は、停泊期間に定期的にしっかり整備出来ることが大きい

— 新卒応募する人へのアピールポイントはありますか。

入港して定期的にしっかり整備が出来ることが大きいと思っています。
スキルアップという面でも、気持ちの問題でも…。
停泊中にみんなでゆっくり計画を立てながら整備出来る事は大きいですね。

— 他にアピールポイントはありますか。

まず洋上風力発電。新しいことにもチャレンジしていってる会社だっていうのは推せますね。
あとはキャリアアップ。昇進が結構早く、能力があれば昇進が早いという点はいい所じゃないかなと思います。
そして、甲板部・機関部と仲がいいのも大きいですね。
三等機関士は、甲板部に頼み事や連絡をすることが結構あるので、仲がいいというのは大きいです。
やっぱりデッキにその何か頼み事とか伝えることってのが結構あり、そういう面では仲がいいっていうのは大きいんじゃないかなと思います。