甲板部 働く環境

甲板部の船員は、船を操船しプロジェクトに付随する補助作業、 船体保守・整備を行います。


甲板部の仕事

航海中(当直制)

①航海当直業務、入出港作業

当直・操船業務
入出港作業

②プロジェクトに付随する業務

調査ロボット投入・回収補助
※操作は専門チームが行います
サルベージ作業
曳航する船への曳航策取付
洋上船舶への物資補給作業

③DPS操船(航海士)

DPS(ダイナミック・ポジショニング・システム)を使用して操船を行うことがあります。
風、潮流、波など外力がある洋上で半径1M程度の範囲で船体を定点保持します。
海中に潜航する調査ロボットの動きに船舶が追従します。
ロボットと一定距離で航行します。
ポイントを決められたスピードで航行します。

停泊中(朝~夕方)

船体保守・点検・整備
サビ打ち・塗装作業等
舷門当直(一部船舶・部員のみ)
プロジェクト準備作業
機材取付・取外し作業補助等
緊急サルベージ要請に備え待機

三等航海士の一日例

6:00起床・身支度
6:30朝食
8:00-12:00航海当直
12:00-20:00自由時間(12:00 昼食、16:30 夕食、仮眠)
20:00-0:00航海当直
0:00-1:00自由時間・入浴
1:00就寝

乗船・休暇スケジュール

2021年度 平均休日取得日数

陸上休日数: 112.1日
船上休日数:   12.2日
合計休日数: 124.3日

2021年度 平均乗船日数

240.7日


キャリアパス

職員採用

入社後は1年~1年半甲板手配属となります。その後航海士に昇格します。入社後約5年で二等航海士に昇格する者が多いです。

部員採用

入社後は甲板手配属となり、その後甲板長として甲板部員をまとめ、部下の育成等にあたります。


良好な船内雰囲気

調査・作業を安全に遂行させるためには甲板部・機関部を含め船内一丸となっての協力体制が必要であると考え、企業文化として船内の良好な雰囲気を大切にしております。
例えば、機関部の船員がブリッジに行った際に雑談を交えながら業務の話題をしているなど、普段からのコミュニケーションも多いです。
船員からは「甲板部・機関部同士が協力的で、船内の雰囲気が良い」という声が多いです。


教育・各種制度

スキルアップのため、各種制度を用意しております。

全員受講

STCW基本訓練、OPIT認証BOSIETコース・FOETコース

二等航海士以上

DPS講習(※海外研修)

スキルアップ講習(希望者対象)

3海通、ECDIS、DPO(初級・上級)※海外研修、操船シミュレータ(BRM)、SSO(船舶保安管理者)、警戒船講習(業務・管理)、玉掛、移動式クレーン、上級航海英語、海事英語、甲板作業管理者(安全担当者)

報奨金制度

TOEIC一定スコア、2級海技士以上を取得した船員への報奨金制度有り


プロジェクト事例

今まで実施したプロジェクト例はこちらから。