再生可能エネルギー開発支援
2022年、洋上風車建設を目的とした、自航式SEP船(Self-Elevating Platform・自己昇降式作業台船)が就航予定しました。約3万トンの世界最大級のSEP船となります。
洋上風力発電の将来性
地球温暖化対策のため、再生可能エネルギーによる発電が注目を集めています。その中で洋上風力発電は、欧州を中心に導入が進み、近年ではアジアでの急成長が見込まれています。
世界では、今の政策からその発電量が2022年35GW、2030年270GW、2050年560GW(※1)と増加していくことが予想されています。
(※1:出典 GWECーGlobal Offshore wind report 2021)
日本においては、洋上風力発電量は2019年ではごくわずかですが、2030年には5.7GWを目指すことを資源エネルギー庁が発表(※2)しています。
従いまして、将来性のある分野の1つと言えます
(※2:出典 2021年10月 資源エネルギー庁発表「2030年度におけるエネルギー需給の見通し(関連資料)」
2022年 世界最大級の
自航式SEP船就航
2022年、洋上風車建設を目的とした、約3万トンの自航式SEP船( Self-Elevating Platform・自己昇降式作業台船)が就航しました。世界最大級の搭載能力を持ち風車建設地で4本脚を海底着床し、船体をジャッキアップして浮上させることで、短期工事を行うことが特徴です。
洋上風車設置プロセス
船舶へ洋上風車風車搭載
入港後、船舶へ洋上風車を搭載します。
8Mの風車でブレード長約80m、タワー高約105mとなります。
ジャッキアップ・設置
設置ポイントまで移動し、DPS操作で船体を定点保持しながらジャッキアップし、設置開始します。
設置・移動の繰り返し
洋上風車の設置・移動を繰り返します。
設置完了・ジャッキダウン
設置完了後、船体をジャッキダウンし、次の設置ポイントへ移動します。
陸上からの安全運航支援
陸上職員は、船舶が安全・円滑に航行、環境保護に影響を与えないように支援します。
訪船活動
・船舶オペレーションのヒアリング
・船舶機器修繕、不具合対応
・船員との面談
トラブル対応
万が一の不具合・事故・トラブル発生時の対応
安全管理システム(SMS)構築・維持
法律・規則・環境保護の観点から安全管理システム・手順書等を構築し、運用・維持します。
船員配乗管理・乗下船手配・育成
配乗管理・乗下船手配を行います。船員育成の為、必要な訓練を手配します。
ドック入渠手配
定期的に船舶がドックへ入渠する際必要な手配を行います。